
学生時代に未納だった国民年金を追納したい!やり方やメリットを教えて欲しい!

学生時代に国民年金が未納であった私が追納した方法について解説します!
学生時代に未納だった国民年金を追納したい!やり方やメリットを教えて欲しい!
そんなあなたに向けて、学生時代に国民年金が未納であった私が追納した方法、メリット、注意点について解説します!
この記事を読む事で、学生時代に国民年金が未納であった方でも追納する方法や注意点を理解する事が出来ますよ!
国民年金を追納する方法
国民年金を追納する方法はねんきんネットにログインし、国民年金追納申込書に該当する事項を記入し、近くの年金事務所に郵送もしくは事務所が空いている時間に提出することです。
国民年金追納申込書の作成→申請手順については下記の通りです。


下記のリンクに追納申込書があるので、参考にして下さい。なお、追納は年毎に出来る仕組みとなっているので、一括で3年間分払うことも出来ますし、1年間ずつ払うことも出来ます。
自分がいくら追納すれば良いか知る方法
日本年金機構からのハガキ
日本年金機構から住民票に登録している住所宛に水色のハガキが届きます。ハガキには国民年金保険料追納のご案内と書かれています。そのハガキに未納金額が記載されているため、いくら追納すれば良いかが分かります。
ねんきんネット
ハガキ以外にも確認する方法があります。それがねんきんネットで確認する方法です。ねんきんネットにログインすることで、自分がいくら追納すれば良いかが分かります。
ねんきんネットへのログインはねんきんネットのログインID、パスワードが必要になります。下記のリンクから利用登録が可能です。
月別の年金記録をねんきんネットの月別の年金記録を確認するという画面から確認することが出来ます。

私の場合は、20歳の11月〜22歳の3月までが国民年金未納であることが分かります。

学生特例追納額とは?
学生特例追納額とは、学生時代(20歳〜22歳)に国民年金の申請を行い、特例で免除されていた金額のことを指します。大学院生の方の場合は20歳~24歳になります。

追納の注意点
10年以上経つと追納出来なくなる
追納の注意点は学生特例免除期間から10年以上経つと追納が出来なくなるということです。そのため、30歳までに追納しなければ、追納が出来なくなります。
支払方法は現金のみ!
年金を追納する場合、支払方法は現金のみとなっています!手元にまとまったお金がない方は追納が出来ないため、注意が必要です。
追納金額と国民年金の金額を把握する
追納金額と将来退職した時に貰える国民年金の金額から何年年金を貰えば元が取れるのかを知っておくと、追納を行うか否かの判断をする材料になります。
私の場合は学生時代に特例で免除となっていた期間が29ヶ月で追納が可能な金額が442120円となりました。

大学院まで進まれていた方は上記の金額の倍になると考えておいてOKです。おおよそ80万円後半は必要になります。
国民年金が満額貰えた場合
国民年金が満額貰えた場合、65歳以降貰える年金は、以下の計算式で導出が出来ます。
国民年金受給額(月額)
=78万100円×保険料納付月数÷480÷12
=780100*1/12=65000円
上記から、国民年金は月間で65000円貰えることが分かります。
国民年金が学部卒で未納の場合
次に未納の場合、国民年金は年間でいくらになるのか計算しました。納付月数が29ヶ月分未納していない分を引くので以下の計算結果になります。
国民年金受給額(月額)
=78万100円×保険料納付月数÷480÷12
=780100*(480-29)/480/12=61487円
学部卒で年金を29ヶ月未納の場合、65歳以降に貰える年金額は月間で65000円-61487円=3513円分差が出ることが分かりました。
442120円分年金を追納した場合、月間で3513円差が出るので、年間でおよそ42000円になります。442120円分追納した分の元を取ろうとすると、11年以上年金を貰わなければならない計算になります。
65歳から年金が貰えると仮定すると76歳までは生きる必要があります。
国民年金が院卒で未納の場合
大学院生の場合は、4年になるので上記の倍になると考えます。
国民年金受給額(月額)
=78万100円×保険料納付月数÷480÷12
=780100*(480-58)/480/12=57153円
国民年金は満額貰えた場合、65000円なので、65000円-57153円=7847円になります。
追納した金額である884240円の元を取ろうとすると、学部生と同じように12年年金を貰わないと元が取れない計算になります。65歳から年金が貰えると仮定すると77歳までは生きる必要があります。
追納金額44万円を30年間S&P500ETFで運用した場合
追納金額44万円を30年間S&P500ETFで運用した場合、運用結果は307万円になります。つまり、263万円増える計算となります。
国民年金の追納をした場合は、10年かかって元が取れて、その後20年生きたとしても80万円プラス(95歳まで生きた場合)なので、「S&P500ETFの利回りが年率6.7%叩き出せる」という前提が崩れなければ、株で運用する方がお金は増えます。

S&P500ETFの平均的な利回りの参考データは以下です。SBI・バンガード・S&P500ETFの積立方法に関しては、下記記事を参考にしてください。

年金以外に投資でお金を増やしていくことが必要
上記で分かった通り、学生時代の年金追納をすることで将来貰う年金の金額が多くなることが分かりました。
年金の追納をするのではなく、S&P500ETFに投資を行い、30年間放置すれば年率6.7%でお金が増えるので、そちらの方がお金を増えるという話をしました。
私は追納をするよりかは投資でお金を増やすことをおすすめします。(もちろん個人のリスク許容度にもよるので、全ての人におすすめ出来るわけではありません。)
投資で重要なことはタネ銭を作ることです。何故かと言うと、1000万円で20%勝てれば、200万円ですし、配当金も利回りが5%であれば、年間で50万円貰えます。
一方で、100万円しか無ければ株が2倍になっても200万円ですし、1000万の20%と100万円の2倍では100万円の方がリスクが大きくなります。
リスクを小さくし、投資でお金を増やしていくためにはタネ銭が必要です。私は投資を始める前に奨学金を300万円返済し、貯金を1000万作りました。
20代で1000万の貯金を作るためのロードマップは下記で紹介しているので、貯金が100万もない人はまずは貯金をしましょう。
まとめ
最後にポイントを以下にまとめました!
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